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「私と河合塾」-OB・OGが語る河合塾-: Vol.65 (2013年11月公開)

腹を据えて受験に立ち向かう上で
講師やチューター、そして仲間たちとの絆が
大きな支えになりました。

東京ケーブルネットワーク株式会社 ディレクター
日江井 かおりさん

大学受験科

日江井 かおりさん

スピーチコンテスト出場がきっかけで外国語に興味が生まれた

・・河合塾に通うようになったきっかけから教えてください。

日江井 小学校高学年から英語塾に通いました。その塾で出会った、スピーチコンテストで優秀な成績を収めている3つ年上の先輩にあこがれの気持ちを抱きました。私も同じように上手に英語が話せるようになりたいと思い、一生懸命練習しました。その結果、中学2年生のときに全国大会(高松宮杯弁論大会)への出場、準優勝することができました。そのくらい英語が大好きになっていました。ちなみにその時のテーマは、私は一人っ子だったこともあり、一人っ子ならではの気の遣い方です(笑)。子どもなら迷わず遊園地に行きたいところだけれど、両親の希望にあわせて、温泉に付き合ってあげたりもする。両親とそんな姉妹のような関係になれるのも、けっこういいものだといった内容です(笑)。

 あこがれの先輩が東京外国語大学に入学したことから、私もその背中を追いかけて、ぜひ同じ大学で学びたいと思いました。けれども、高校時代は「どこか1校ぐらいは合格するだろう」と、大学受験を少し甘く考えている部分があったのかもしれません。結果的に、第一志望の東京外国語大学はもちろん、併願した大学すべて不合格になり、河合塾で1年間頑張ることにしました。

・・河合塾を選んだ理由は何ですか。

日江井 私が小学生当時、周囲では、小学生でも塾に通うのが当たり前のような風潮になってこともあり、友人と一緒に河合塾に通っていました。また高校在学時も河合塾の夏期講習に参加したことがありました。それらの経験から、河合塾の雰囲気が気に入っていたことが、選んだ理由です。

・・河合塾で印象に残っている授業はありますか。

日江井 かおりさん

日江井 神原先生の日本史の授業が印象に残っています。教える内容、論理の展開に引き込まれ、先生が話される言葉はすべて吸収したいと感じました。それまで日本史はそれほど得意ではなかったのですが、大学受験科で過ごした1年間で、日本史がどんどん好きになっていきました。大人になった今でも先生とは連絡をとっているほど、私にとっては影響力のある忘れられない授業でした。
 私と同じように、先生の授業に感動している生徒が多かったのでしょう。クラスの友人たちは早めに教室に行って、自分のお気に入りの席を確保していました。いわば陣取り合戦のような感じですね(笑)。必ずしも前列の席に人気があるわけではなく、少し後ろ目の席の方が全体を見渡せていいなど、一人ひとりこだわりの席があったようです。

 

 

・・他の科目の授業の印象も聞かせてください。

日江井 数学は、単純に解法パターンを当てはめるのではなく、自分なりに工夫して考えて解答にたどり着くところに楽しさがあり、それに気づくことが重要です。河合塾の数学の授業は、考えて解くおもしろさを大切にしており、数学が得意になっていきました。

 英語は、同じクラスに外国語大学をめざす仲間がたくさんいたことが刺激になりました。当然、みな英語は一生懸命勉強していますから、標準レベルの問題ではなかなか差がつきません。けれども、授業で取り上げられる問題や、模試の問題の一部には、かなり歯ごたえのある問題も出てきます。そんなとき、「この問題に正解できれば、ライバルたちに差をつけることができる」と、お互いに競い合っていました。いい意味で切磋琢磨できる関係を築けたことが、さらに高いレベルの英語力を身につける上で効果的だったと思います。

チューター(進学アドバイザー)との会話を通して元気がもらえた

・・そのほか、河合塾での思い出を聞かせてください。

日江井 チューターには本当にお世話になりました。いつでも気軽に話しかけられる、お姉さんのような存在で、チューターにも今でも時々連絡しています。私はあまりくよくよしないタイプなので、個別の相談などに行くというよりも、毎日顔をあわせて会話して、ときには恋の話もしたり……。そんな中で元気をもらえた気がします。もちろん、「今度の模試では国語の成績が悪かったけれども、あまり気にしなくてもいい。頑張れば大丈夫だから、もう少し様子を見よう」と、励ましてもらうこともありました。どんなに強気に平然と振る舞っていても、模試の成績などが悪ければ、心の奥底では落ち込んでいるものです。チューターは、そんな私の本音に気づいていてくださっていたのだと思います。

 授業が終わった後、自習室もよく活用しました。自宅では勉強に集中できないタイプだったからです。誰もが黙々と机に向かっている自習室の雰囲気は、自然と気合いが入る、私にとって、とても貴重な場所でした。

より幅広い分野の学びを求めて、お茶の水女子大学に編入学

・・1年後、東京外国語大学ヒンディー語専攻に入学されたわけですが、ヒンディー語を選択した理由は何ですか。

日江井 かおりさん

日江井 正直なところ、東京外国語大学に入学することが大目標で、専攻言語にあまりこだわりはありませんでした。「踊るマハラジャ」など、インド映画がブームになっていた時期で、インドに興味が生まれ、比較的軽い気持ちで選択しました。

 ところが、入学してみると、当然のことながら、専門の授業はすべてヒンディー関連です。ヒンディー語習得のために、ヒンディー音楽を歌う、ヒンディー語の新聞を読むと言った授業も週4~5時間ありました。学年が進むにつれ、このまま“ヒンディー語漬け”の学生生活でいいのだろうか。もう少し違う分野の学問にも触れてみたいという思いが募っていきました。そこで、お茶の水女子大学生活科学部人間生活学科の編入試験を受けることにしました。人間生活学科を選んだのは、興味があったジェンダーをはじめとして、幅広く学べるカリキュラムに魅力を感じたからです。とはいえ、編入試験は易しいものではなく、大学生活に加え、編入のための予備校にも通い、必死で勉強しました。

・・学生時代に力を入れたことを教えてください。

日江井 何か1つは資格を取得したいと考え、ペン習字に打ち込み、師範の免状を取得しました。現在は書写検定準1級で、1級をめざして練習を続けています。また、東京外国語大学でダンス部に所属。ジャズダンスなどのストリート系ダンスを楽しんでいました。

・・現在はサンバが趣味とのことですが、大学ダンス部からのつながりですか。

日江井 大学のダンスとは同じではないです。ただ卒業後もダンスは趣味でずっと続けていて、その中でサンバに出会いました。ダンス部で基礎となる体幹ができていたことはサンバを踊るにも有利に働きました。どんなことも一生懸命やっておくと損はないです。サンバは、基本ステップはあるものの、決まった振りがなく、自分を自由に表現できるところにおもしろさがあります。もちろん、チームで踊りますから、周囲との調和も大切になります。そのバランスがまたおもしろい(笑)。現在、浅草サンバカーニバルで最多優勝回数を誇る名門サンバチーム「仲見世バルバロス」に所属していて、チーム内オーディションに合格して、パシスタ(羽をつけて自由に踊れる、花形ダンサー)として、浅草サンバカーニバルに出場しています。

ドキュメンタリーなど、多様なジャンルの番組制作に挑戦したい

・・大学卒業後の経歴をお聞かせください。

日江井 かおりさん

日江井 小さい頃から、「ダウンタウンのごっつええ感じ」など、バラエティー番組が大好きで、高校時代には、将来、テレビの仕事に携わりたいという夢を抱くようになっていました。就職活動でもテレビ局をめざしたのですが、かなりの“狭き門”で、同じマスコミ業界のPR会社で社会人としてのスタートを切りました。約1年半、化粧品メーカーのPRを担当したのですが、テレビ業界への夢があきらめきれず、番組制作会社に転職しました。アシスタントディレクターからスタートし、ダウンタウンの浜田雅功さんがMCを務める番組のディレクターも担当しました。あこがれの人と一緒に仕事ができたことは、とても幸せなことでした。2010年11月からは、東京ケーブルネットワークに移り、旅番組を中心にディレクターを務めています。

 

・・今後の目標は何ですか。

日江井 バラエティー畑を中心に歩んできましたが、先日、初めてドキュメンタリー番組を制作しました。今や全国で二人となった「銭湯のペンキ絵師」に弟子入りした女性が、一人立ちするまでの軌跡を追ったドキュメンタリーです。この経験を糧に、今後は多様なジャンルの番組制作に挑戦していきたいと思っています。

受験勉強を乗り切るためには気分転換も重要になる

・・これまでの活動の中で、河合塾で学んだことが役立っていると感じていらっしゃることはありますか。

日江井 受験生には「まだ何者にもなっていない」という不安感が常につきまとっています。それでも、大学合格という目標に向かって、日々頑張っていかないといけません。先ほど申し上げたように、表面的には平然としていても、実は心の中では不安でいっぱいだったとき、腹を据えて受験に立ち向かうことができたのは、講師やチューター、そして周囲の友人たちとの絆と、支えが大きかったと思います。あのときの立ち向かう気持ちが、その後、厳しい編入学試験を乗り切る際や、さまざまなジャンルの番組制作にチャレンジするときにも役立っている気がします。

・・最後に、後輩たちに向けてアドバイスをお願いします。

日江井 受験生時代には、模試の成績が伸び悩んだり、何となくスランプを感じたり、勉強に集中できなかったりなど、必ず波があります。それで精神的に落ち込んで、すべてを放り出してしまうことだけは避けなければなりません。1年間を俯瞰して見るというか、1回ごとのテストの成績を引きずらず、次に頑張ればいいと、割り切ることも大切です。私は、落ち込んだときは、無理やり机に向かわずに、高校時代の友人と会ったり、河合塾の友人と一緒に遊びに出かけたり、リフレッシュするようにしていました。長い受験勉強を乗り切るためには、そんな気分転換を上手に図ることも大切だと思います。

日江井 かおりさん

Profile

日江井 かおり (Hiei Kaori)

1981年生まれ。愛知県立刈谷高校卒業。河合塾名古屋校大学受験科を経て、東京外国語大学へ進学。3年次、お茶の水女子大学編入、卒業。PR会社、テレビ番組制作会社を経て、東京ケーブルネットワーク株式会社入社。企画立案も行うディレクターとして、映像制作に携わる。

大学受験科

高卒生および大学受験資格を有する方を対象とした大学合格を目標とするコース。クラスは志望大学やレベル別に分かれ、効率的なカリキュラムが組まれています。

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