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「私と河合塾」-OB・OGが語る河合塾-: Vol.72 (2014年3月28日公開)

編入試験対策の勉強だけでなく
ビジネス関連の資格取得にも積極的にチャレンジ。
世界を舞台に仕事をしたいという夢も育まれました。

日本たばこ産業株式会社
銚子営業所 エリアマネージャー
佐々木 英一さん

河合塾KALSカレッジコース

日本たばこ産業株式会社 銚子営業所 エリアマネージャー 佐々木 英一さん

周囲の反対を押し切って入学しただけに、絶対に結果を出すという決意で勉強を継続

・・カレッジコースに通うようになったきっかけからお聞かせください。

佐々木 高校生のとき、神戸大学のオープンキャンパスに参加して、ぜひこの大学で学びたいという気持ちが生まれました。オープンキャンパスで受講した経営学の模擬授業に感動したことと、自然に恵まれた環境に魅力を感じたからです。けれども、センター試験で思うような得点をあげることができず、断念しました。ほとんどの高校生は、予備校に通って、再チャレンジすることになるのでしょうが、これまでと同じような受験勉強をもう一度やり直すのは、自分の性に合わないと感じて、別の形で挑戦する方法はないかと考えていました。すると母が、河合塾に大学への編入をめざす人のためのカレッジコースが設けられていることを調べてきたのです(現・河合塾KALSカレッジコース)。さっそく新大阪校の校舎を見学に行き、説明会にも参加しました。カレッジコースとは、自由が丘産能短期大学(通信教育課程)のカリキュラムを履修し、短期大学卒業の資格を得た上で、大学3年次への編入をめざすコースです。編入試験の対策指導も充実した内容が期待できるのはもちろんのこと、将来、ビジネスの世界に進んだときに役立つスキルを身につけることもできます。さまざまな点にメリットを感じて、カレッジコースに通って、志望校の神戸大学への3年次編入をめざすことにしました。

 もっとも、父や高校の担任の先生からは猛反対されました。母校にとってはまったく前例のないケースで、「普通に予備校に通って再受験した方がいい。あえて違う方法を選んで冒険する必要はないと思う」と何度も説得されました。けれども、自分の決めた道を貫くことにこそ価値があると考えたのです。

・・カレッジコースの魅力を教えてください。

佐々木 あらゆる意味で自己責任が求められる世界だったと思います。短期大学卒業でいいと思えば、途中で編入試験に向けた勉強を断念するのも自由です。一方で、編入試験合格をめざして頑張りたいという意欲を持ち続けさえすれば、先生方は常に熱心に対応してくださいました。私は、周囲の反対を押し切って入学していましたから、絶対に途中で投げ出さず、結果を出さなければならないという強いモチベーションがありました。ですから、カレッジコースの2年間は、ほとんど遊んだ記憶はなく、“勉強漬け”の日々を送りました。

充実した内容の編入試験対策授業

・・編入試験対策として役立った授業はありますか。

佐々木 英一さん

佐々木 第一志望の神戸大学法学部の編入試験では、英語、小論文、法学論文が課されます。カレッジコースでは、2つのタイプの英語の授業が用意されていました。1つは、大学入試対策と同様の長文読解、英文法などを中心とした授業で、河合塾の講師が担当されていました。もう1つはTOEIC対策の実践的な授業です。神戸大学法学部の編入試験の英語はTOEICのスコアで判定されるのですが、ほかに受験を予定していた大学の編入試験では、大学入試と同じような問題が出題されていたので、私は両方とも受講しました。

 もともと英語は得意で、高校3年次のセンター試験でも9割以上得点していました。けれども、カレッジコース入学後のテストの成績にはかなりバラツキがありました。答案を見た先生からは、文法がきちんと身についていないから、もう一度基本から見直した方がいいとアドバイスされました。確かに、それまでの私は、たくさんの長文読解問題を解くことで、読み慣れることによって得点できていただけで、基本文型すらも整理できていませんでした。文章の構造を意識しながら読むようにしたことで、さらに得点力を向上させることができました。

 また、TOEICのスコアも、カレッジコース入学時は500点前後だったのですが、対策問題集を繰り返し解くことによって、編入試験の出願時には760点までアップしました。とくに音声を聞きとって書き写すディクテーションの練習を続けたことが、リスニング力を高める上で効果的でした。

・・小論文の指導はいかがでしたか。

佐々木 1年次から充実した添削指導が行われていました。先生から与えられたテーマで、小論文を作成し、添削指導を受けて、手直しをして仕上げる一連の作業を積み重ねることで、書くことが苦にならなくなっていきました。

 また、小論文担当の先生の一人が司法試験合格者で、2年次から法学論文の指導もしていただきました。法学論文では、たとえば民法の不法行為といったテーマで、具体的な事例が示され、自分なりの見解、主張をまとめる力が要求されます。編入試験の本番では、六法を持ち込むことが可能で、それを見ながら、どの条文に当てはめて考えていけばいいか、判断しなければなりません。重要な条文については事前に十分に理解しておく必要があります。法律の専門家である先生に、きめ細かく専門知識を教えていただいたことがとても役立ちました。

マイクロソフトオフィスの資格などにも挑戦

・・編入試験に直結するもの以外で、印象に残っている授業はありますか。

佐々木 せっかく短期大学の授業を受講するのですから、将来、社会人になったときに生かせるように、貪欲に吸収するように努め、約90単位を取得しました。資格にも積極的に挑戦し、マイクロソフトオフィスのアクセス、パワーポイントはスペシャリスト、ワード、エクセルはその上級資格であるエキスパートを取得し、トータルでマスターの資格を持っています。

・・そのほか、カレッジコース時代の思い出を聞かせてください。

佐々木 先ほど“勉強漬け”の日々だったと申し上げましたが、編入試験をめざす勉強を持続させるためには、ときには心身をリフレッシュすることも重要になります。気分転換と体調管理を兼ねて、仲間5人で市民駅伝大会にも出場しました。練習で淀川の河川敷を一緒に走ったことが、なつかしく思い出されます。編入試験に合格できるのか、皆それぞれに不安を抱えている中で、そうした仲間とのつながりが救いになった気がします。

大学在学中に世界一周旅行や、模擬裁判の国際大会などを経験

・・神戸大学に入学した後、力を入れたことは何ですか。

佐々木 入学後の時間割は、ほぼ連日、第1時限から第5時限までびっしり埋まっていて、勉強の日々が続きました。これには2つの理由があります。1つは、自由が丘産能短期大学の単位は約90単位取得していたのですが、そのうち神戸大学で単位互換認定されるのは約50単位だということです(大学によって基準は異なると思いますが……)。1年次から入学した学生の多くは、2年次までに80~90単位履修していますから、追いつくためにはかなりハードな時間割にならざるをえないわけです。このことは編入をめざす人は覚悟しておくべき点でもあります。

佐々木 英一さん

 もう1つは、在学中に世界一周を経験したいと考えていたからです。神戸大学の編入試験は11月に実施され、早めに合格が決まっていたので、3月までの時間的な余裕を生かして、約1カ月間、カナダのバンクーバーの語学学校に通い、ホームステイも体験しました。その経験から、もっと世界を知りたいという思いが強まり、大学在学中にピースボートで世界一周の船旅に出ることを計画したのです。そのためには、4年次前期までに卒業要件単位を満たすことが不可欠になります。そこで、必死で勉強し、無事に1年半で約80単位を取得し、4年次の10月から3カ月間、世界一周に出かけました。チュニジア、エクアドル、パナマなど、海外旅行先としてはあまりメジャーではない地も含めて、17カ国に寄港しました。

 また、国際司法ゼミに所属し、香港で開催された模擬裁判の国際大会にも出場しました。課題として提示されたケースに対して、原告と被告に分かれて、英語で弁論する大会です。アメリカ、ドイツ、中国など、世界の同年代の学生たちのレベルの高さに刺激を受けるとともに、将来はこのメンバーたちと、ビジネスの最前線で再び競いたいという思いが生まれました。

・・JTを就職先に選んだ理由は何でしょうか。

佐々木 JTは世界約120カ国で事業を展開しているグローバル企業です。将来、世界を舞台に仕事をしたいと希望していた私にとって、そのチャンスが膨らむ企業だと考えたのです。

・・現在の業務の内容を教えてください。

佐々木 入社以来3年間、営業職を担当しています。現在は、たばこ販売店に品揃えや売り場のレイアウトなどを提案する、「売り場コンサルティング」と呼ばれる業務が中心です。もちろん、将来は海外で仕事をすることが目標です。

夢をかなえるためのルートは1つだけではない

・・これまでのご経歴の中で、カレッジコースで学んだことが役立っていると感じていらっしゃることはありますか。

佐々木 英一さん

佐々木 希望する大学、企業に入ることがゴールではありません。夢をかなえるためには、ずっと学び続けることが大切です。また、積極的に新しいことにチャレンジする精神も重要です。私にとっては、それらを体得し、実践するようになった分岐点が、カレッジコースでの学びだったと確信しています。私の夢は世界を舞台に活躍することですから、神戸大学に入学したことで満足せず、大学時代もTOEICの勉強を続け、860点までスコアをアップすることができました。就職してからも英語の勉強を継続しています。

 

 

・・後輩たち、および保護者へのアドバイスをお願いします。

佐々木 生き方に正解などはなく、一人ひとり違っていいと思います。とくに現代社会は多様性が求められる時代であり、自分なりの生き方を差別化していくことが大切になると思います。大学受験でも同じです。志望校に入るルートは1つだけではありません。自分に最も合った道を選択することが重要です。私にとっては、編入試験対策が受けられるだけでなく、ビジネスに関する幅広い知識が学べるカレッジコースの教育システムが、最適の道だったと考えています。けれども、受験勉強に専念してきた高校生には、なかなかそうした選択の幅を広げることが困難なケースもあるかもしれません。ですから、保護者の方々には、できるだけ多様な選択肢を示してあげてほしいと思います。もちろん、最終的な判断は子ども自身がするべきですが、子どもが決めたことに対しては、全力で応援してほしいと願っています。

佐々木 英一さん

Profile

佐々木 英一 氏(Hidekazu Sasaki)

広島市立基町高校出身。河合塾カレッジコース(現・河合塾KALSカレッジコース)新大阪校で2年間の編入試験対策を経て(同時に短期大学卒業資格を取得)、2009年4月神戸大学法学部3年次に入学。卒業後、2011年4月日本たばこ産業株式会社に入社。現在は銚子営業所のエリアマネージャーとして活躍中。

河合塾KALSカレッジコース

大学3年次編入をめざすコース。自由が丘産能短期大学(通信教育課程)のカリキュラムを併修し、短期大学生として幅広い教養科目を学びながら、国公立大や有名私立大学などより高いランクの大学をめざします。

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