河合塾とスプリックス、教材制作に関する業務提携契約を締結 ～高校生の定期考査の点数アップに向けた紙教材・デジタル教材を開発～

進行する大学入試改革などを背景に、大学入試では「一般選抜」に加え、「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」のウエイトが増加しつつあります。とりわけ私立大学においては「学校推薦型選抜」が入学者比率で4割以上を占めています。これらの選抜方式では、高校における評定平均が出願基準として求められるケースも多く、高校での定期考査対策がよりいっそう重視されています。

このような背景を踏まえ、河合塾が持つ大学受験対策・高校生指導での知識・経験と、スプリックスが持つ定期考査での点数アップのノウハウとを掛け合わせることで、ニーズ拡大が見込まれる「高校生の定期考査」領域に新しい価値を提供すべく、本業務提携にいたりました。

▶ 全国の学習塾を対象とした「高校生向け定期考査の点数アップ」のための教育サービスを2023年春より提供すべく、2022年度より制作を開始します。
▶ 紙教材に加えデジタル教材を制作することにより、高校生の自立学習を促進します。

（１）紙教材について
・スプリックスは、「生徒の成績を上げる」ことを目的とする学習塾用教材、「フォレスタシリーズ」を制作しています。定期考査を科学的に分析することで作りあげ、年間発売部数が数十万部におよぶ本シリーズにおいて、河合塾との協業により高校生向けのラインナップを拡充します。
・2023年度に向けては、既存アイテムである「数学Ⅰ」「数学Ａ」「数学Ⅱ」「数学Ｂ」「英文法」「英語構文」を河合塾監修によりブラッシュアップし、改訂制作をいたします。また、新たなアイテムとして、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」を、同じく河合塾監修のもと新規制作し、 合計9科目をリリースいたします。
・2024年度以降、ラインナップはさらに拡大する予定です。

（２）デジタル教材（解説動画）について
・高校生の自立的な学習を、講師側の負荷無く実現するために、紙教材に対応したデジタル教材（解説動画）を河合塾が監修のもと新規制作いたします。紙教材にあるインプット部分の説明、単問の解説、全てを網羅する教材とします。
・制作の中心を担うのは、深い教科知識とともに、大学受験対策と高校生指導のノウハウを持つ河合塾の講師となります。その際、スプリックスがこれまでに中学生領域で培った映像制作のエッセンスも注入することで、高校生領域においても点数アップを実現できる、クオリティの高いデジタル教材をともに創りあげます。
・2023年度は紙教材と同様の9科目を制作します。2024年度以降も、紙教材と足並みを揃え、デジタル教材を制作する予定です。


河合塾とスプリックスは、これからも双方の強みを活かして高校生に向けた教材開発を、質・量の両面から加速させていきます。