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―高校生の進路選択を可視化して、未来の可能性を広げる― 河合塾とクラーク記念国際高等学校が連携、 価値観を数値化する新しい進路選択をテーマにした共同プログラムを展開

2023年01月10日

学校法人 河合塾

学校法人河合塾(本部:愛知県名古屋市 理事長:河合英樹)と広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市、校長:吉田洋一)は、従来の進路指導にとらわれない進路選択・指導のスタイルをつくる目的で、共同プログラムを展開しています。

共同プログラムは、クラーク記念国際高等学校の「スマートスタディコース(オンラインと通学の併用で学ぶ)」を設置する6拠点のキャンパス(旭川、さいたま、東京、千葉、名古屋、福岡)で実施。河合塾が開発した「ミライの選択」を活用し、多様化する進路選択において自己の価値観を探究し、決定する判断基準を数値化、コーチングと連動することによる進路決定力の向上をめざします。期間は2023年2月7日まで。

多様な価値観を持つ通信制高校の生徒に、新たな進路選択の仕方を!

河合塾が展開する「ミライの選択」は、高校生の進路選択をテーマに全6章で構成されます。自身の価値観や判断基準を数値化しながら物事の決断までのプロセスを可視化するプログラムで、キャリア教育・探究学習の一環として多くの高校にご活用いただいています。

このたび、通信制高校としては初めて、クラーク記念国際高等学校に本プログラムを導入いただきました。同校は「個性を際立たせ成長を目指す」教育方針からさまざまな企業と連携し、社会性の高い実践的な授業を展開されています。多彩なバックグラウンドや価値観を持ち、希望する進路も多様な同校の生徒に「納得感のある進路選択」を支援します。

授業は、河合塾「ミライの選択」を教材に、「スマートスタディコース」に在籍する高校2年生を対象にオンラインで展開。授業後には同校の教員が生徒と面談を行い、学習プランニンングや目標設定を行う「コーチング」と連動させることで、一人ひとりの進路選択をサポートします。
全14回のプログラムから、生徒の進路選択への見解や心情の変化を調査。調査結果は、プログラム終了後に公開予定です。

|全6章で構成される「ミライの選択」の概要|
1:進路の現状を分析、進路選択と意思決定の関わりについて理解する
2:意思決定を行うための考え方を身につける
3:判断基準を見つけ、言語化する
4:学問を様々な切り口で知り、マップ制作することで新たな選択肢を増やす
5:自身の進路についての考えをまとめる
6:他者と情報・思考共有、進路についての結論をまとめる

  • 名古屋キャンパス校で授業を受ける生徒の様子

    名古屋キャンパス校で授業を受ける生徒の様子

  • 実際に生徒が取り組んだワークシート。自身の価値観から判断基準の重みづけを記入する。

    実際に生徒が取り組んだワークシート。自身の価値観から判断基準の重みづけを記入する。

中間アンケート結果では、早くも生徒に変化の兆し

生徒への中間アンケートより「進路に不安を感じるか?」に対し、不安感の減少が見られる

プログラムの途中段階で実施した受講者対象アンケートでは、目的としていた「納得感のある進路選択」への成果が表れ始めています。

・「進路に不安を感じるか?(5段階、5に近くなるほど不安度が高い)」の質問に対し、受講前平均4.17から、受講後平均2.90と、不安感が解消されつつある。(図参照)
・「進路に関する保護者とのコミュニケーション量」について、受講者の半数以上が「増えた」と回答。
・自由記述では「進路を考えることに興味を持てるようになった」といった視野の広がりを感じる声のほか、「自分自身を客観視でき、希望する進路への思いが強化された」と納得感につながったという声も多く聞かれた。



<クラーク記念国際高等学校  新開力也先生>
「生徒たちはこちらの予想を超えて、総合評価法やプロコン表など、学んだことをすぐに吸収し、すぐ進路選択に活かし始めています。定期的に行う面談では、進路選択の幅が広がった、より志望度合いが強まったなど、それぞれ理解したことをこれまでよりも具体的に、自分から語ってくれるようになりました」

「ミライの選択」イメージ

<河合塾「ミライ研」アセスメント事業推進部 山本尚毅>
「これまで個人に委ねられ、閉じた関係の中で行われることが多かった進路選択ですが、クラーク記念国際高校様には、「ミライの選択」を用いて全国の生徒がオンラインでつながり、協同的かつ対話的に取り組んでいただいております。他の生徒の進路の状況や価値観がわかることで、生徒の不安減につながったと推察しています。今後の取り組みで、生徒の意思が可視化され、保護者、教員、生徒の3者のコミュニケーションがどのように変化するのか、その結果を楽しみにしています」


■学校法人河合塾
河合塾グループは、1933年の創立以来、「汝自らを求めよ」の塾訓のもと、『私たちは「自らを求め、学びつづける人」を支援し、一人ひとりの未来に貢献します』を使命として、大学受験予備校をはじめ、幼児から社会人を対象に幅広く教育サービスを展開しています。

■河合塾「ミライの選択」
ミライの選択は、進路の大切な「選択」を、科目の得意不得意だけで決めるのではなく、自分の価値観や判断基準などを深掘りしながら、進路の「決め方」を学ぶプログラムです。その先の将来の決断の場で生かせるスキルを身につけることが狙い。
本プログラムは2022年度グッドデザイン賞を受賞ました(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)

■クラーク記念国際高等学校
「Boys,Be Ambitious!」で知られるクラーク博士の精神を教育理念に受け継ぐ唯一の教育機関として1992年に開校。北海道深川に本校を設置し、全国50を超えるキャンパスで1万人以上が学びます。通信制でありながら全日制と同様に毎日制服を着て通学して学ぶ「全日型教育」という新たな学びのスタイルを開発・導入。カリキュラムの柔軟性を生かし、生徒のニーズに合わせた様々な特徴ある授業を展開しています。毎年、海外大学や国公立、有名私立大学などへの進学者も多数輩出しています。

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