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「学校と社会をどこまでつなげるか」~10年調査から考える課題~ 書籍『高校・大学・社会 学びと成長のリアル』刊行記念イベント

2023年10月13日

学校法人 河合塾

河合塾は、2013年の高校2年生の成長を社会人3年目までの10年にわたり追跡調査した「学校と社会をつなぐ調査」の結果をまとめた書籍『高校・大学・社会 学びと成長のリアル』を10月13日(金)に刊行しました。本書刊行を記念し、同29日(日)に中学・高校・大学の教職員や教育関係者を対象としたオンラインイベント『学校と社会をどこまでつなげるか』を開催します。
本イベントは、高校・大学から就職・仕事まで学校と社会をどのようにつなぐのか、在り方を議論するものです。

*「学校と社会をつなぐ調査」
河合塾と京都大学が共同で2013年度の高2生4万5千人の成長を10年にわたり追跡調査をしたプロジェクト(通称:10年トランジション調査)。この調査では、高校時代の学習や生活のしかた、対人関係やキャリア意識が将来の学校生活や社会人生活にどのように影響を与えているか検証を実施。日本における高大接続やキャリア教育の視点から分析し、日本の教育の質的向上につなげる、今までに例のない調査となりました。
※現在は、桐蔭横浜大学の溝上慎一教授と共同で実施

教育環境が変化する中、どんな高校生が大学、社会で学び成長していくのか

昨年開催した「学校と社会をつなぐ調査」の最終報告会では、高校から大学・社会への移行(トランジション)において、高校時代の資質・能力や態度が初期キャリアを決定づけるわけではなく、経験と学びを積み上げることの重要性が考察されました。

一方、この10年の間に学びを取り巻く環境は、学校の中だけでも「主体的・対話的で深い学び」「探究」「個別最適な学び」「1人1台端末の整備」と大きく変化しました。さらに、生徒・学生はオンライン上に膨大に存在する最新の知識・情報に簡単にアクセスすることが可能で、学びの場は学校の外にもどんどん広がっています。

そこで今回のイベントは、このような教育環境の変化を踏まえて、どこまで学校と社会をつなぐのか、どうやってつなぐのか、その在り方をテーマに実施。本調査を企画した溝上慎一先生をはじめ、経済産業省の五十棲浩二氏、長野県教育長の内堀繁利氏など、さまざまな立場の方と議論を深めます。

人材育成を学校・社会の両面から考える機会として、貴媒体にてご紹介ください。メディアの皆さまのご参加・ご取材も歓迎します。

「学校と社会をどこまでつなげるか」~10年調査から考える課題~概要

●日時:
2023年10月29日(日)14:00~16:30

●会場:
オンライン(Zoomウェビナー)

●対象:
中学校・高等学校の教職員、大学教職員、企業の人材育成担当者など

●費用:無料

●プログラム・講演者:
 14:00~ 学校・社会をつなげた10年調査の成果とつながらない部分の提案―未来の学校教育を考えるー
 ・溝上慎一氏(学校法人桐蔭学園 理事長 / 桐蔭横浜大学 教授 / 学校法人河合塾 教育研究開発本部 研究顧問)

 14:20~ 広がる生徒の学びの場と学校の課題
 ・五十棲浩二氏(経済産業省商務・サービスグループサービス政策課 教育産業室長)

 15:00~ 生徒主体の学びを実現するための学校・教員のあり方
 ・内堀繁利氏(長野県教育委員会 教育長)

 15:30~ パネルディスカッション 溝上慎一氏×五十棲浩二氏×内堀繁利氏
 ・ファシリテーター:濱中淳子氏(早稲田大学教育・総合科学学術院 教授)

●申込方法:
10月23日(月)までにホームページからお申し込みください (定員:300名)
https://www.keinet.ne.jp/teacher/research/transition/

書籍『高校・大学・社会 学びと成長のリアル』刊行のご案内

10年にわたって行われた『学校と社会をつなぐ調査』の集大成として、『高校・大学・社会 学びと成長のリアル』が10月13日に学事出版から刊行されました。

本書は、社会人3年目の最終調査をもとに、10年間の生徒の変化と成長を検証するとともに、その分析結果を教育現場で役立てていくために、さまざまな視点で専門家と議論を深めています。

「新学習指導要領で大きく提起された資質・能力が、高校2年生から社会人3年目にかけてどのように変化するのか、高校・大学時の学習態度やキャリア意識、属性等が社会人における評価指標(本調査では「組織社会化」「能力向上」「資質・能力」を測定)にどのように関連、影響を及ぼすのかを明らかにする」(同書「はじめに」から引用)

その中には「アクティブ・ラーニング」、「主体的・対話的で深い学び」、「キャリア教育」、「探究的な学習」、「高大接続」、「スクール・ポリシー」といった昨今の文部科学省施策と密接に連携しているものも数多く収録されています。

学校から仕事・社会へのトランジション(移行)に向けた学校教育をどのように改善・発展させていけば良いかを考える基礎資料として、ぜひ貴媒体にてご紹介ください。

  • 「高校・大学・社会 学びと成長のリアル」

    学事出版刊 A5版 192ページ 2,640円(税込) ISBN 9784761929695

  • 「高校・大学・社会 学びと成長のリアル」目次

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