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中高教員向け オンライン講演会「生徒の変化を読み解く『これからの指導力』」

2022年07月12日

  • 開催日:2022年8月19日(金)・8月20日(土)終了しました
  • 対象:中学校・高等学校の教員など教育関係者
  • 講演者:岩手大学教育学部准教授 久坂 哲也氏 ・ 金沢大学融合研究域教授 金間 大介

学校法人河合塾と株式会社NOLTYプランナーズは、中学校・高等学校の教員を対象に、現代の生徒をテーマにした講演会「生徒の変化を読み解く『これからの指導力』」を8月19・20日にオンラインで開催します。

メタ認知が「わかる」と「かわる」、生徒の変化が「わかる」と「かわる」

先生に求められる指導は大きく変化しています。
高校では新学習指導要領が2022年度より本格的に実施され、先生たちは教科学力向上に加えて、これまで以上に一人ひとりの主体性や思考力・表現力といった新しい観点で生徒を理解・育成しなければならない場面が増えてきています。
一方、多様化する社会の中で、生徒の価値観や性質は大きく変化しており、今後はこれまで以上に先生の指導の在り方にも変化が求められます。

講演会では、岩手大准教授で教育学におけるメタ認知研究の第一人者である久坂 哲也氏と、金沢大教授で著書「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」で注目を集める金間 大介氏にご登壇いただきます。
久坂先生からは自分自身を客観視して認識するメタ認知の手法を、金間先生からは先生ご自身の経験から「いい子症候群」と名付けた現代の学生の実像を解説いただくことで、これからの教員に求められる指導力を考察します。

さらに、学校現場で特に多様な指導が考えられる「進路指導」「キャリア教育」や「総合的な探究の時間」の運営事例について、現場でご活躍される高校の先生方に、その取り組みや工夫をご紹介いただきます。

  • 久坂 哲也氏(岩手大学教育学部准教授)

    久坂 哲也氏(岩手大学教育学部准教授)

  • 金間 大介氏(金沢大学融合研究域教授)

    金間 大介氏(金沢大学融合研究域教授)

【オンライン講演会】 生徒の変化を読み解く「これからの指導力」 概要

【オンライン講演会】 生徒の変化を読み解く「これからの指導力」 概要
日時:
1日目 8月19日(金)13:00~15:30|メタ認知が「わかる」と「かわる」  久坂 哲也氏 他
2日目 8月20日(土)13:00~15:30|生徒の変化が「わかる」と「かわる」 金間 大介氏 他

実施方法 :オンライン(Zoomウェビナーを利用します)
対象    :中学校・高等学校の教員など教育関係者
参加費   :無料
申込方法 :下記のHPからお申し込みください。

※どちらか1日だけの参加も歓迎いたします。

【オンライン講演会】 生徒の変化を読み解く「これからの指導力」 詳細

■<1日目>メタ認知が「わかる」と「かわる」
日時:8月19日(金) 13:00~15:30
プログラム:
第一部 基調講演 『学習者のメタ認知を促す授業づくり』 
講演者 :久坂 哲也 (ひささか てつや)氏
岩手大学教育学部准教授。専門は理科教育学,教育心理学。主著に「『主体的・対話的で深い学び』の理論と実践」(共著,東信堂)など。

[講演内容]
平成29年に公表された学習指導要領においても「メタ認知」という言葉が初めて明記されました。自分の思考や行動を客観的に把握し認識するメタ認知が、主体的に学びに向かう態度を育成する際にも、重要な役割を果たすと言われています。具体的に授業や生徒指導の中で、どのようにメタ認知を促す授業づくりを行っていけば良いのか、その要点をご講演いただきます。


第二部 事例報告 生徒自身に自己の思考や行動の理解を促し、メタ認知を育成する
キャリア教育の実践事例     |私立桐蔭学園中等教育学校(神奈川県)一蝶亮先生
手帳指導・探究学習実践事例 |私立菊池女子高等学校(熊本県) 冨田真美先生、東真祈子先生


■<2日目>生徒の変化が「わかる」と「かわる」
日時:8月20日(土) 13:00~15:30
プログラム:
第一部 基調講演 『キャンパス内で急増する「いい子症候群の若者たち」とは?産業界からの警鐘とその処方箋』
講演者 |金間 大介 (かなま だいすけ)氏
金沢大学融合研究域教授/東京大学未来ビジョン研究センター客員教授。著書に『先生、どうか皆の前でほめないで下さい:いい子症候群の若者たち』(東洋経済新報社)など。

[講演内容]
10年ほど前、金間教授は授業中に皆の前で生徒をほめたところ、講義の後「先生、皆の前でほめるのやめてください」と怒られた経験があります。最初は学生の変化を理解することに苦しみましたが、検討を重ね、学生たちの変化を「いい子症候群」と名づけました。一方、産業界が求める人材像との溝は広がっています。産業界からの要請と変わりゆく生徒のバランスをとりながら、大学でどのような指導やカリキュラムを展開されているのかをご講演いただきます。

第二部 事例報告 生徒の資質・能力を育む探究活動
外部アセスメントの活用事例 |私立大手前高松中学・高等学校(香川県)合田意先生
探究学習実践事例 |青森県立青森中央高等学校(青森県)中西拓朗先生