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時代読み解く教育キーワード

今、そして今後の社会で求められる教育とは?

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三つのポリシー

三位一体の改革と言われる高大接続改革
その中で大学教育改革を実現するための指針となるのが、三つのポリシーです

2017年より全大学に策定と公開が義務付け

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高大接続改革は、「高校教育改革」「大学教育改革」、そしてそれをつなぐ「大学入試改革」の3つの改革をあわせた三位一体の改革とされています。
今回とりあげる「三つのポリシー」は、この3つの改革の中の「大学教育改革」の柱として打ち出されているもので、2017年より各大学が策定・公開することが義務付けられました。

2016年に中央教育審議会が作成した「策定及び運用に関するガイドライン」によると、この3つのポリシーは以下のように定義されています。

【ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)】
各大学、学部・学科等の教育理念に基づき、どのような力を身に付けた者に卒業を認定し、学位を授与するのかを定める基本的な方針であり、学生の学修成果の目標ともなるもの。

【カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)】
ディプロマ・ポリシーの達成のために、どのような教育課程を編成し、どのような教育内容・方法を実施し、学修成果をどのように評価するのかを定める基本的な方針。

【アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)】
各大学、学部・学科等の教育理念、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づく教育内容等を踏まえ、どのように入学者を受け入れるかを定める基本的な方針であり、受け入れる学生に求める学習成果(「学力の3要素」※についてどのような成果を求めるか)を示すもの。
※学力の3要素(「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)

三つのポリシーの策定・運用を通し、大学教育の充実を

なぜ、三つのポリシーの策定・公開を義務化したのでしょう?
三つのポリシーは、入口から出口までの方針です。どのような学生を受け入れ、学ばせ、卒業させるのかを明確にすることで、各大学の教育の方向性が可視化されます。これは大学にとってもメリットがあります。自身の教育の質を保証するための指針となるほか、どのような人材を輩出するのか、大学全体で共通理解し連携して取り組むことが可能になります。
また、入学希望者にとっても学びたい内容、卒業までに求められる学修成果などについて、あらかじめ見通しを持つことができます。これまで以上に学びたい内容や将来像に照らして大学を選択することが可能になるでしょう。
こうしたことを通じて、大学教育の質的転換をはかろうとしているのです。