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時代読み解く教育キーワード

今、そして今後の社会で求められる教育とは?

eポートフォリオイメージロゴ

学習eポートフォリオ

「何を学んだか?」「どう学んだか?」を蓄積する『学習eポートフォリオ』は、変化の激しいこれからの社会で必要な「生涯にわたり学び続ける力」を育むために欠かすことのできないツールです

『学習eポートフォリオ』とは?

ポートフォリオとは、直訳すると「書類入れ」「折りかばん」など、書類をまとめるものを指します。
これをもとに、児童生徒の学習・行動履歴や成果物をはじめとする自らの学習過程を蓄積し、証し立てるものが『学習ポートフォリオ』です。
『学習eポートフォリオ』とは、紙媒体の『学習ポートフォリオ』を電子化しデータベース化したものとなります。

『学習ポートフォリオ(学習eポートフォリオ)』の機能と役割

なぜ    → 学習者の主体的な学習や成長のために
誰が    → 学習者自身が
どこで   → 学びの場で
いつ    → 在学中のあらゆるシーンにおいて
何を    → 学習・行動履歴、獲得知識・能力・スキル、成果物、評価、コメント、フィードバックを、
どのように → 自分の学習過程に沿って体系的に整理・保存し、節目節目で振り返りを行うことで、改善が繰り返され、学び続ける力が
        養成されます。
        たとえば、探究活動などでレポートを作成する際、完成された成果物だけでなく、途中経過をその時に受けたフィードバックと
        ともに、節目ごとに保存していくことにより、どういったプロセスで自身の課題が解決されたかを可視化することができます。
        また、そのプロセスを振り返ることにより、次の学習へ応用することができます。このサイクルを繰り返していくことで、
        さまざまな事に対応できる学習能力や学び続ける力が養成されます。

データベース化することで得られるメリット

eポートフォリオ主な機能

学習ポートフォリオをデータベースとしてクラウド上に保存する(『学習eポートフォリオ』とする)ことで、学習者や指導者は時間や場所にとらわれずアクセスできるようになり、検索性も大幅に向上します。このメリットにより、「何を学んだか?」を効率的に振り返ることができ、いっそうの学習の深化に繋げることができます。また、紙媒体の学習ポートフォリオでは、その媒体を保管・所持しているものしか閲覧できませんでしたが、データベース化により、生徒や教員、およびアクセス権をもつ保護者など第三者が同時に閲覧できるようになります。これは、『学習eポートフォリオ』が、それを運用する教育機関の「学びの質」を外部に説明するエビデンスとして活用できることを意味しています。

(右図は学習eポートフォリオの機能例 ※『まなBOX』より)

高大接続改革の下で増大する『学習eポートフォリオ』の役割

eポートフォリオ利用イメージ

現在進行中の高大接続改革においても、『学習eポートフォリオ』は大きな役割を果たすものと期待されています。
改革の柱のひとつである大学入学者選抜改革においては、学力の3要素の中でもとりわけペーパーテストで測ることが難しいとされる「主体性・多様性・協働性」について、志望大学に申請する際のエビデンスとして、『学習eポートフォリオ』を活用することが見込まれています。
一方、別の柱となる高校教育改革においては、「学習・指導方法の改善と教員の指導力の向上」や「多面的な評価の推進」がテーマとなっていますが、教科科目の到達目標や評価基準の設定とその評価が大きな課題となっています。『学習eポートフォリオ』には、教員の『教えのポートフォリオ』※の機能をあわせ持つものもあり、この機能を活用することで教員の指導方法の改善や、指導力の向上につなげることができます。

(右図は学習eポートフォリオの活用イメージ ※『まなBOX』より)


 ※教えのポートフォリオ
 教員が「何を教えたか」を体系的に整理・保存したものが『教えのポート
 フォリオ』です。教員にとって、どのカリキュラムで何を教え、どう評価
 したかの履歴となるため、指導方法の改善や指導力の向上に役立ちます。
 河合塾の推奨する『まなBOX』では、この『教えのポートフォリオ』
 機能を活用できます。