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時代読み解く教育キーワード

今、そして今後の社会で求められる教育とは?

入試風景

高大接続改革

社会の在り方が大きく変わる中、大学入試だけでなく高校教育、大学教育を含めた改革の議論が進められています。

変化の激しい社会の中で生き抜く力を身につけるために

大学画像

グローバル化や情報化の進展、少子高齢社会の到来など社会の在り方が急速に変わり、予測が難しい状況の中で、自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための力が必要とされています。こうした流れの中、2012年より文部科学省の諮問機関である中央教育審議会(中教審)にて、高校教育と大学教育の円滑な接続について議論が進められてきました。この中教審からの答申を受け、2015年1月に文部科学省より「高大接続改革実行プラン」が発表され、現在、このプランをもとに具体的な改革の検討が進められています。

高大接続改革は、「高校教育」「大学教育」そしてそれをつなぐ「大学入学者選抜」の一体的な改革で、それぞれについて様々な施策が示されています。
高校教育改革では、学習指導要領の抜本的な見直しと学習・指導方法の改善(いわゆるアクティブ・ラーニングの視点による学びの改善)、そして生徒の基礎学力の把握と学習・指導方法の改善を目的としたテストの導入が掲げられています。
大学教育改革では、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)に加えて、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位の授与方針)の3つのポリシーを各大学が一体的に策定、公表し、これに基づいて大学教育を行うことを挙げています。
大学入学者選抜改革では、これまで以上に多面的・総合的に人物を評価する入試への転換を掲げています。現在の大学入試センター試験を廃止し、思考力・判断力・表現力を一層重視した「大学入学共通テスト」を2020年度(2021年1月実施)より導入します。大学入学共通テストでは、国語と数学に記述式問題を導入すること、英語については4技能を適切に評価するため民間の資格・検定試験を活用することが決まっています。また、各大学の個別選抜では、アドミッション・ポリシーの明確化とともに、より多面的な選抜方法にすることが求められています。一方、AO入試や推薦入試では、一部で「学力不問になっている」といった批判があることから、小論文やプレゼンテーション、大学入学共通テストなどを通じて、学力を問う試験を必須化する方針が示されています。