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『もし「未来」という教科があったなら』刊行のご案内 ~高校に「もし未来という教科があったなら」を切り口に総勢19人の著者による豊富な構想や実践を紹介~

2020年12月02日

学校法人 河合塾

学校法人河合塾と学事出版株式会社のメンバーからなる「未来科準備室」が編集した書籍『もし「未来」という教科があったなら~学校に「未来」という視点を取り入れてみた~』を12月5日に刊行いたします。

書影画像

書籍『もし「未来」という教科があったなら』

中学・高校の教員をはじめ、教育に関心のある方々を広く対象とした本書は、これまでICT機器導入やプログラミング教育、STEAM教育、SDGsに代表されるグローバル教育の文脈で語られることが多かった教育の「未来」を、もし一つの「教科」として授業や課外活動を想像するというアプローチの、全く新しい、みんなで新しい学びを想像する書籍です。

作ることで人間を知ること、希望を作るVISION DRIVEN EDUCATIONなど、すでに現場で実践されている魅力ある取り組みや課外活動を紹介しています。このほか、もし未来という教科があったなら…を読者の皆さまが想像するための素材を揃えています。

次世代の学校や学びを考えていくための素材の一つとして、貴媒体で本書をご紹介いただければ幸いです。編者である「未来科準備室」へのご取材も歓迎します。

本書の内容

中学や高校に“もし「未来」という教科(科目)があったなら”とのシンプルな問いに、19名の識者からの寄稿をまとめました。part1では教育の外側から「未来」という教科の前提を考え、part2では「未来」を見据えた学びをすでにさまざまな場で実践している方々からの報告を取り上げます。そしてpart3では、「未来」という言葉に落ち着いて向き合うためのヒントを教育の専門家からいただきます。

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[構成(目次より)]
 part1 未来を考えるとはどういうことか-教育の外側で語られている「未来」に目を向ける

    1.AIと超長期の歴史把握の視点から考える「未来」
      /広井良典 京都大学こころの未来研究センター教授
    2.未来の希望を創る学び
      /佐宗邦威 株式会社BIOTOPE 代表
    3.未来のことを考える
      /石黒浩 大阪大学大学院基礎工学研究科教授

 part2 未来を見据えた学び方-学校内外での様々な試み

    1.学校を飛び出した先生が学校を巻き込む
      /前田健志 合同会社楽しい学校コンサルタントSecond代表
    2.すべての生徒の「未来」を考える
      /望月未希 東京都立王子総合高等学校主幹教諭 
    3.「未来」の評価のあり方
      /市川力 一般社団法人みつかる+わかる 代表理事
    4.探究活動から考える未来
      /飯野均 聖心学園中等教育学校教諭 
    5.「未来」の修学旅行を展望する
      /米田謙三 関西学院千里国際中等部・高等部教諭
    6.「未来」の学校行事を展望する
      /中川隆義 株式会社みずほ銀行 名古屋中央法人部長  
    7.未来につなげる「合格後」の学び
      /船越日出映 香蘭女学校中等科・高等科教頭
    8.受験に「未来」は効くのか
      /山口大輔 学校法人河合塾 アセスメント事業推進部
    9.生徒たちが創りたい「未来」を実現するために
      /太田環 日本イノベーション教育ネットワーク 協力OECD

    コラム1 「安全基地」のような未来の学校
      /沼田翔二朗 NPO法人DNA 代表理事
    コラム2 資質・能力を育む「日常のキャリア教育」
      /一蝶亮 学校法人桐蔭学園教諭
    コラム3 未来とテーラーメイド教育
      /西成活裕 東京大学先端科学技術研究センター教授
    コラム4 未来の入試ー競争から共創へー
      /白水始 国立教育政策研究所初等中等教育研究部総括研究官

 part3 未来と学校教育-「未来」という言葉に落ち着いて向き合うために

    1.未来を見据えた学校づくりとは
      /日野田直彦 武蔵野大学中学校・高等学校校長/武蔵野大学附属千代田高等学院校長
    2.常に「理念」を共有し、「未来」を拓く
      /吉野明 大妻多摩中学高等学校アドバイザー・前鴎友学園女子中学高等学校長
    3.「未来形の学び」の落とし穴と「未来を創る学び」への視点
      /石井英真 京都大学大学院教育学研究科准教授

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編者:未来科準備室
将来、本当に「未来」という教科(科目)ができたとしたら、どんな学校になるかを妄想中。名称は現在も各高校にある教科の準備室。例えば、英語科準備室や物理科準備室などをイメージ。「未来」という教科ができた暁には、日本中の学校に「未来科準備室」ができる?今後は、イベントや続編の出版を準備中。

メンバープロフィール
■山本尚毅(学校法人河合塾 アセスメント事業推進部 未来研究プログラム担当)
1983年生。2015年に入塾し、未来研究プログラムを担当。中高生向けの未来洞察や、進路の意思決定プログラムを開発・実践。
■二井豪(学事出版・出版部 月刊「高校教育」編集室)
1976年生。「月刊高校教育」編集担当として、15年近くに渡り、月刊誌及び高校教育関係書籍を編集。
■山本康二(学校法人河合塾 教育研究開発部 部長)
1960年生。河合塾歴37年、生徒の成長を第一に考え、その時々の新たな価値に首を突っ込み、繋ぎ、創りあげる。

書誌情報

書名:『もし「未来」という教科があったなら 〜学校に「未来」という視点を取り入れてみた〜』
編者:未来科準備室 発行所:学事出版
定価:本体1,800円+税   判型:四六版 頁数:176P
ISBN:978-4-7619-2674-8  刊行日:2020年12月5日  ※全国の書店・オンライン書店等で発売

報道関係者向け取材お申し込み・お問い合わせ先

学校法人 河合塾 経営戦略担当グループ広報チーム

  • 〒160-0004 東京都新宿区四谷1-6-2 四谷グローバルスタディスクエア

    TEL:03-6811-5508 MAIL:press@kawai-juku.ac.jp

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