年内入試の面接必須化 賛成7割も地域により差 ~ 高校・大学教職員に緊急アンケートを実施 ~

学校法人 河合塾

調査・分析 進学・入試情報

学校法人河合塾は、28年度からの全面実施が検討されている年内入試*の面接必須化について、高校・大学の 教職員に緊急アンケートを実施。結果を教育関係者のための情報サイト『Kei-Net Plus』で公開しました。全体で は、回答者の約7割が面接必須化に賛成と答えた半面、その割合は地域によって異なる結果となりました。

*年内入試:総合型・学校推薦型選抜の通称。私立大を中心に、高3の12月までに結果が出ることが多いため、年内入試と呼ばれています

■大学教員・高校教員ともに7割が面接必須化に賛成

今回の緊急アンケートは、文部科学省が28年度からの年内入試の面接必須化を検討していると3月末に報じられた 後の4月3日から12日にかけ、全国の高校・大学教職員を対象にオンラインで実施しました。結果は、74%の高校教 職員、66%の大学教職員が「総合型・学校推薦型選抜の面接必須化」に賛成と回答。その主な理由として、志望校への熱意や学習意欲などを多面的に測る総合型・学校推薦型選抜の趣旨を重視するという声が多く挙がりました。

一方で、約3割あった反対の回答は、西日本を中心に多く、とりわけ近畿地区では高校教職員の34%、大学教職員 の58%が反対と回答。地域差が大きく見られました。反対の理由として、面接を必須化することによる高校や大学の 負担増を懸念する声が多く挙がっています。

【教職員対象アンケート 総合型・学校推薦型選抜の面接必須化への賛否】

高校教職員_円グラフ
高校教職員 n=104 ※教育委員会職員1件を含む
高校教職員_表
大学教職員_円グラフ
大学教職員 n=92
大学教職員_表

総合型・学校推薦型選抜での面接必須化に関するアンケート 実施概要
・実施期間:2026年4月3日~4月12日
・実施方法:Webアンケート
・調査対象:全国の高校・中等教育学校・大学等教職員
・回答件数:196件

アンケートの詳細な結果は、教育関係者のための情報サイト「Kei-Net Plus」で公開しています。

【Kei-Net Plus 総合型・学校推薦型選抜での面接必須化。賛成7割も地域による差】
https://www.keinet.ne.jp/teacher/report/kjreport/26/260415.html

【河合塾教育研究開発本部 近藤治主席研究員のコメント(抜粋) ※全文はKei-Net Plusに掲載】
今回の変更は、高校現場の意見も踏まえ、大学入学者選抜実施要項を遵守させる狙いがあると思われます。ただし、現時点でも大半の総合型・学校推薦型選抜で面接が課されています。面接必須化の影響を受けるのは一部の大学にとどまるでしょう。

面接を実施する場合は、進学の意志や志望動機、入学後の学修計画などを丁寧に 見取るような、本来の趣旨に沿った運用をしていただきたく思います。 多くの受験生に面接を行うために、短時間で形式的に実施するようなことがないか 懸念しています。

一方で、アンケートにも表れているように、地域によっては大きな影響を及ぼすことが 考えられます。受験生を混乱させることがないよう、十分な準備がなされることを望み ます。

近藤 治 主席研究員
近藤 治 主席研究員

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