育休取得者&上司へインタビュー

「パパ育休」で見えた、仕事と家族の新しいかたち

未来を拓く挑戦・共創 男性育休 人財・学び ワークライフバランス

育休を取得した河合塾グループの男性スタッフに、取得のきっかけや、取得中・復帰後に感じた変化、気づきなどをインタビューしました。併せて、上司に聞いた「安心して育休を取得できる職場づくり」への取り組みもご紹介します。

河合塾グループは「汝、自らを求めよ」の塾訓の元、学びと実践を通して自分自身も成長し、その力を社会に還元していくことを大切にしています。今回は、河合塾グループで働く「人」にスポットを当て、さまざまな経験や価値観を背景に主体的に学び、成長するメンバーのリアルな姿や取り組みを紹介します。

厚生労働省の調査によると、男性の育休取得率は年々上がっており、2024年度は40.5%と過去最高を記録しています。河合塾グループでも、近年、育休を取得する男性が増加傾向にあり、育休を取得しやすい職場づくりが求められています。

今回は、実際に育休を取得した3名の男性スタッフにインタビューを実施。育休を取ろうと思ったきっかけや、取得中・復帰後に感じた変化、気づきなど体験談を語っていただきました。また、スタッフを支える上司の方にも、「安心して育休を取得できる職場づくり」について、お話を伺いました。

所属・役職は育休取得または2025年8月のインタビュー時点の情報です

一生に一度の誰にも代われない経験

星野さん

星野さん
(株)KEIアドバンス 留学生事業部

「育休を取ろう」と思ったきっかけは?

育休は「一生に一度の誰にも代われない経験」と考えていたからです。ありがたいことに、周りは育休を自然に取る男性の友人や、仕事も育児も両立しつつ妻を労う先輩ばかりでした。さらに上司に相談したところ「数カ月休んでも全然問題ない」と背中を押してもらえたのが大きかったです。当時は3人しかいない部署で「迷惑をかけるかも」と悩んでいたので、救われました。
また、妻に「ワンオペで大変だった」と一生言われ続ける未来を回避したかったからです。

育休に入る前、仕事の引き継ぎやチームとの調整はどのように進めましたか?

部内では「月末や月初めの会計処理とかぶせない」、「重大案件だけ報告を受ける」といった調整はしましたが、実際には大きなトラブルもありませんでした(上司が水面下で巻き取ってくれていたのかもしれません…!)。
育休の希望は事前(出産予定日の半年前)に伝えましたが、実際は予定日がずれ込み、具体的に「何月何日から」と決められたのは直前。結果、部署や人事部には迷惑をかけました。不確定でも相談ベースで頻繁に連絡すべきだったと反省しています。

育休を経て、どのような気づきや変化がありましたか?

育休は「喜んで取りたい」と思えるほど、よい機会でした。妻は「言葉の通じる人間(私など)が家にいることだけでもかなり安心した」そうです。
育休を取得したことで、妻や家族から「いい会社でよかったね」と言われることが増え、上司に背中を押していただいたことなど、環境のありがたさをあらためて感じています。また、仕事も育児もこなしている先輩方へのリスペクトが増しました。自分は、職場では「育児が…」、家庭では「仕事が…」とつい言い訳したくなるので、まだまだ修行中です。

ミルク

安心して育休を取れる職場づくり

安心して育休を取れる環境を整えるうえで、意識していることは何ですか?

(株)KEIアドバンス 坂田 拡光取締役/留学生事業部 担当役員

本人との面談を通じて業務の引き継ぎ内容とスケジュールを早期に明確化し、負担なく移行できるよう調整しました。併せて、チームメンバーに取得の趣旨を共有かつ不在時の対応を協議し、サポート体制と担当割り振りを事前に整備することで、業務の停滞や偏りが生じないよう配慮しました。また、育休期間中も必要に応じてオンラインで情報共有やコンタクトできる環境を維持し、本人が安心して家庭に専念できるよう心がけました。育児は家庭にとって重要な節目であり、職場としても積極的に支えるべきと考えています。今後も、男女を問わず安心して育休を取得できる風土づくりを継続していきます。

(株)KEIアドバンス 坂田 拡光取締役/留学生事業部 担当役員


上の子の世話も!家事・育児の膨大さを実感

中山さん

中山さん
(株)全国試験運営センター 近畿運営部

「育休を取ろう」と思ったきっかけは?

第一子誕生の際は育休を取得しなかったため、ほとんど育児にかかわれず、妻に負担がかかっていました。申し訳ない気持ちが大きかったため、第二子では育休を取得しました。長男の保育園の送り迎え等、生まれてきた赤ちゃんの対応以外にすべきことが多くありましたので、育休を取得できてよかったです。

育休期間中の1日の様子を教えてください

生後1カ月の24時間の様子です。

7:00~9:00 朝食準備、朝食、長男の保育園の送り
9:00~12:00 ミルク、おむつ交換、寝かしつけ、子は睡眠
12:00~13:00 昼食準備、昼食
13:00~17:00 ミルク、おむつ交換、寝かしつけ、子は睡眠
17:00~18:00 夕食準備、長男の保育園の迎え
18:00~19:00 夕食
19:00~20:00 長男お風呂、沐浴
20:00~21:00 長男寝かしつけ
21:00~7:00 ミルク、おむつ交換、寝かしつけ、睡眠(家族全員)

育休に入る前、仕事の引き継ぎやチームとの調整はどのように進めましたか?

育休取得までの案件は積極的に受け、育休中にかかる案件は上司や先輩にお願いしました。普段からチーム内で情報共有や担当業務の入れ替えをしており、急遽休みになったとしてもチーム内の誰かが対応できる体制をとっていましたので、育休のための引き継ぎやマニュアルの整備などは特にありませんでした。
この体制のおかげで、子どもの体調不良で急遽休まなければならない時も安心してお休みすることができますし、逆に誰かがお休みしないといけない時も対応することができます。

安心して育休を取れる職場づくり

安心して育休を取れる環境を整えるうえで、意識していることは何ですか?

北田さん

早い段階で育休取得の相談をしてくれていたため、取得時期付近の業務負担が大きくならないように、チームで話し合い、担当決めを考慮しました。私自身含めチームのメンバーはそれぞれ子育てをしており、普段から急な子どもの体調不良等があってもチーム内でどの業務もカバーし合える体制でしたので、引き継ぎは業務の進捗確認だけで問題ありませんでした。
また、簡単な引き継ぎで対応できたのは、普段から本人のタスク管理が十分にできていたことも大きいです。育休中はこちらから連絡するようなことはなく、仕事の事を考えずに過ごしてもらえるように心がけました。

(株)全国試験運営センター 近畿運営部 北田チーム長

一緒に経験!親になる自覚を持つ

高柳さん

高柳さん
(学)河合塾 立川校

「育休を取ろう」と思ったきっかけは?

出産の一部始終に直接かかわりたかったからです。出産の立ち会いは何度も経験できることではないため、産後だけではなく、それまでの大変なことや辛いことも含めてその場で一緒に経験することで、親になる自覚を持ちたいという気持ちがありました。
また、子どもが大きくなった際に、生まれた頃の昔話に花を咲かせることができると思ったからです。

育休に入る前、仕事の引き継ぎやチームとの調整はどのように進めましたか?

担当業務に支障が生じないよう、体制整備として大きく2点に取り組みました。1点目に、自分がリーダーになっている担当業務の年間スケジュールや、1人で行っていた業務マニュアル作成など、業務の引き継ぎに関する文書を作成しました。作成にあたっては、メンバーに目を通してもらい、わかりやすくなっているかWチェックを徹底しました。
2点目に、担当内でミーティングを行いお互いの認識をそろえる動きをとりました。業務を引き継ぐうえで抜け漏れを0にすることは難しいと思いますが、マインドセットが統一されていれば、各自で気づいて行動できると思ったので、この動きは特に重要視しました。

これから育休を考えている方にメッセージをお願いします

前向きに取得することをおすすめします。一度職場を離れるからこそ思いつくアイデアがあったり見える視点が変わったりするので、仕事のためにも家庭のためにもおすすめします。

読み聞かせの様子

安心して育休を取れる職場づくり

安心して育休を取れる環境を整えるうえで、意識していることは何ですか?

金沢さん

メンバーにベストパフォーマンスを発揮してもらうためには、仕事と同じくらい、あるいはそれ以上にプライベートが充実できる環境づくりが重要だと考えています。そのためには、大前提として制度としてあるものは安心して利用ができるよう、ご家庭のある方だけでなく、そうでない方でも希望を伝えやすい職場づくりを意識しています。すべての業務では難しい部分もありますが、年次やポジションに関わらず、お互いさまの精神で業務を依頼したり引き受けたりできるよう、業務の属人化からの脱却、見える化に努めています。

(学)河合塾 立川校 金沢チーフ

運営する企業・学校

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学校法人 河合塾

小学生~高卒生を対象とした教育事業や高等学校などを対象とした教育活動支援事業、新たな教育価値をを創造するための教育の研究・開発活動を展開しています。

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株式会社KEIアドバンス

"一人ひとりの未来のために。"を理念に、人の成長が豊かな社会を築き、豊かな社会がまた人を幸せにする未来を目指す河合塾グループの企業です。大学のパートナーとして広報支援や入試業務支援、教学支援ソリューションを展開するほか、医学部編入やMBAなど大学・大学院進学を支援する予備校「河合塾KALS」を運営しています。海外における各種日本式教育サービスの導入支援、教育分野から始まったAI・アルゴリズムの開発など新規事業にも取り組み、教育の常識を変える新しい価値創造に挑んでいます。

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株式会社 全国試験運営センター

河合塾が培ってきた模擬試験の運営ノウハウとパソナの人材派遣ネットワーク、日本電子計算のデータ処理力を活用した日本随一の試験運営会社です。国家資格試験、各種検定試験、入学試験、外国語検定試験、社内試験、講習会・セミナーなどを全国で実施運営しており、お客様のご要望に応じた適切なソリューションを提案し、堅実な運営とコスト改善を様々な角度から実現します。会場手配・運営スタッフ手配・試験実施運営など、試験・講習会に関する全ての業務の総合受託が可能です。

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