アクティブ・ラーナーを育てる高校-アクティブ・ラーニングの実態と最新実践事例-

アクティブ・ラーナーを育てる高校-アクティブ・ラーニングの実態と最新実践事例

高校生たちを"アクティブ・ラーナー"に育て上げる高校教育をどうつくっていくか。それを探求すべく、現場・研究者・民間研究機関が手を取り合ってつくった全く新しい高校教育本。

東京大学大学総合教育研究センター(中原淳研究室)と日本教育研究イノベーションセンター(JCERI)による高校調査から見えてきた高校授業改革の実態、アクティブラーニング導入に関しての悩み、先進的な学校や自治体での推進事例などを分かりやすく解説・紹介しています。

編著 中原 淳+日本教育研究イノベーションセンター
発行元 学事出版
定価 1,980円(税込)
発行 2016年12月

コンテンツ

1 なぜ、今、高校でアクティブ・ラーニングなのか

アクティブ・ラーナーを育てる高校――中原 淳
【対談】授業改革は学校改革に通ず――下町 壽男×中原 淳

2 高校でのアクティブ・ラーニング推進の実態

【管理・運営の面から】

  1. 学校教育目標に多いのは「人間性」「豊かな心」「思いやり」「感謝」
  2. 教育課程作成の中心は教務主任
  3. 校内研修の回数と内容

【参加型授業の実施・取組状況】

  1. 参加型授業への取組状況
  2. 都道府県毎の実施状況
  3. カリキュラム・マネジメントができている学校は参加型授業の実施率が高い
  4. 参加型授業の効果は?
  5. 参加型授業に関する悩みは負担増!

3 高校の先生たちは、どこで悩んでいるのか―どうする?アクティブ・ラーニング!:先生のための相談室

4 学校・自治体での先進事例

学校での先進事例

  1. 管理職として「アクティブ・ラーニング」にどう向き合うか
    三浦 隆志(岡山県立林野高等学校 校長)
  2. AL型の授業やカリキュラムマネジメントを推進する
    岸田 正幸(和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校 校長)
  3. 学校全体でアクティブ・ラーニングを推進するために
    香山 真一(岡山県立和気閑谷高等学校 校長)

自治体での先進事例

  1. 北海道におけるアクティブ・ラーニング推進の取組
    赤間 幸人(北海道教育庁日高教育局 局長)
  2. 教育センターを拠点とし、アクティブ・ラーニングを推進する
    静岡県総合教育センター総合支援課高校班

5 学びを考えるためのキーワード10

①アクティブ・ラーニング ②21世紀型スキル ③高大接続 ④参加型学習 ⑤合教科 ⑥チーム学校 ⑦カリキュラム・マネジメント ⑧経験学習 ⑨リフレクション ⑩パフォーマンス評価

編著者紹介

中原 淳
東京大学 大学総合教育研究センター准教授/大阪大学博士(人間科学)
東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員等を経て、2006年より現職。07年より東京大学大学院学際情報学府を兼任。専門は人的資源開発論・経営学習論。

日本教育研究イノベーションセンター(JCERI)

所属・役職は刊行当時