「未来を語る高校」が生き残る -アクティブラーニング・ブームのその先へ-

「未来を語る高校」が生き残る

高校教育は新たな段階へ! アクティブラーニング・ブームの「その先」を見据え、次に取り組むべきは何か。生き残りのヒントを提示。

2015年度より3年間、河合塾グループのJCERIが東京大学 大学総合教育研究センター中原淳研究室と共同で取り組んできた「高等学校におけるアクティブラーニング型授業を推進するための高大連携プロジェクト」。その総まとめとして、全国調査の分析に加え、研究者による対話、高校教員による対話や実践事例から、転換期を迎えた高校教育の「これから」を多角的に考えます。

「アクティブ・ラーナーを育てる高校(2016)」「ひとはもともとアクティブ・ラーナー!(2018)」に続く本プロジェクトの3冊目です。

編著 村松 灯・渡邉優子
監修 中原 淳
編集協力 日本教育研究イノベーションセンター
発行元 学事出版
定価 2,420円(税込)
発行 2019年5月

コンテンツ

第Ⅰ部 大転換期の高校教育

第1章 高校教育をとりまく今日的状況
第2章 高校はどう変わったのか!?改革を見える化するマナビラボ・プロジェクトの挑戦

第Ⅱ部 全国調査から見えてきた授業改善のこれまでと今

第1章 アクティブラーニングの広まりと取り組みの変化
第2章 授業改善を支えるカリキュラム・マネジメント

第Ⅲ部 対話と事例から見えてきた高校教育のこれから

第1章 高校教育に求められるものとは
  鼎談 研究者が語る高校教育のこれから
    安彦忠彦(神奈川大学)
    田中義郎(桜美林大学)
    溝上慎一(桐蔭学園)   事例① 京都市立西京高等学校
  事例② 愛媛県立長浜高等学校
第2章 ひらかれた学びが未来をひらく
  鼎談 教員が語る高校教育のこれから
    大畑方人(東京都立高島高等学校)
    殿垣哲也(兵庫県立東播工業高等学校)
    宮崎芳史(新潟県立佐渡中等教育学校)
  事例① 東京都立高島高等学校
  事例② 兵庫県立東播工業高等学校
  事例③ 新潟県立佐渡中等教育学校

第Ⅳ部 アクティブラーニング・ブームを超えて生き残る高校

編著者紹介

村松 灯
立教大学教育研究コーディネーター
早稲田大学教育学部卒業。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。博士課程在学中に日本学術振興会特別研究員(DC2)。東京大学特任研究員を経て、2018年4月より現職。専門は教育哲学。

渡邉 優子
立教大学教育研究コーディネーター
東京学芸大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。同博士課程在学中に日本学術振興会特別研究員(DC2)。東京大学特任研究員を経て、2018年4月より現職。専門は教育思想史。

中原 淳
立教大学経営学部教授/大阪大学博士(人間科学)
東京大学教育学部卒業、大阪大学大学院人間科学研究科、メディア教育開発センター(現・放送大学)助手、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、東京大学准教授を経て、2018年4月より現職。専門は人的開発・組織開発。

所属・役職は刊行当時