河合塾グループ編集書籍
高校・大学・社会 学びと成長のリアル-「学校と社会をつなぐ調査」10年の軌跡-
高校・大学・社会 学びと成長のリアル -「学校と社会をつなぐ調査」10年の軌跡-
「学校と社会をつなぐ調査」10年の集大成。高校2年生から、どのように社会人に変化したのか。学校教育が果たす役割は?
高校2年生を10年間にわたり追跡してきた「学校と社会をつなぐ調査」。社会人3年目の最終調査をもとに、10年間の資質・能力の変化や、高校・大学時代の学習態度・キャリア意識などが仕事・社会での活躍にどのように影響しているのかを検証。その分析結果を教育現場で役立てていくために、さまざまな視点で専門家と議論を深めていきます。
責任編集: 溝上慎一
編集: 河合塾
発行元: 学事出版
定価: 本体2,400円+税
発刊: 2023年10月13日
メディア掲載情報
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日本教育新聞
2024年04月08日の『日本教育新聞』書評欄にて紹介されました。 - 書評『高校・大学・社会 学びと成長のリアル 「学校と社会をつなぐ調査」10年の軌跡』(日本教育新聞電子版へリンク)
Contents ※敬称略
第1章 高校2年生は10年間でどのように変化・成長したのか (溝上 慎一)
- 最終調査( 社会人3年目)の概要
- 高校・大学での学びは、どのように仕事・社会へつながるのか
- まとめ
第2章 社会階層と教育― 生徒・学生の成長への影響を見る (知念 渉)
- 出身階層・教育・到達階層の観点から考える
- 社会人3年目の資質・能力は、出自に規定されているのか
- 資質・能力は年収に影響を与えているのか
- 社会階層と資質・能力の関係性は
第3章 社会人3年目インタビュー― 学びと成長のリアルに迫る (溝上 慎一)
- インタビューで振り返る10年間の学びと成長
- Q&Aで解説―学びと成長のリアル
column 1 バーチャルは学びと成長のための空間的拡張になるか
第4章 社会的格差の視点から言えること (中村 高康)
- 学校と社会をつなぐ調査の特徴と課題
- 社会的格差との関連を3つのポイントで検討
- 今後のトランジション調査研究への考察
ディスカッション 中村 高康×溝上 慎一×知念 渉
社会的格差の影響を超えて、資質・能力を伸ばすために
第5章 大学教育の視点から言えること (濱中 淳子)
- 最終報告から見る大学時代の成長
- 大学で成長する準備が整っていないのではないか
- 現段階の日本の大学は「成長を可能とする場」になっているのか
- 分析から外された資質・能力項目は大学教育で伸びているのか
ディスカッション 濱中 淳子×溝上 慎一
学び、成長できる大学教育であるために
第6章 教育行政の視点から言えること (板倉 寛)
- 新学習指導要領がめざす学びの在り方とは
- 学校と社会をつなぐ調査から見た高校教育への期待
ディスカッション 板倉 寛×溝上 慎一
育成をめざす資質・能力と学習評価をどう考えるか
column 2 非認知能力とマシュマロ・テスト
第7章 [特別対談]真下 峯子×溝上 慎一
これからの学校教育を考える― 「学校と社会をつなぐ調査」を受けて
10年の調査を終えて― 理論的・実践的示唆と今後の課題
責任編集者紹介 ※所属・役職は刊行当時
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溝上慎一
学校法人桐蔭学園 理事長、桐蔭横浜大学 教授、学校法人河合塾 教育研究開発本部 研究顧問。