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思考力・表現力シリーズ | 活用事例 穎明館中学高等学校

思考力・表現力チェック思考力・表現力テスト

受験前の準備→受験→復習会で「受験するだけ」に終わらない活用

1年生でチェック、2年生でテストをご採用いただいています。事前学習への取り組み促進に始まり、採点答案返却後の復習会の実施まで、教材を余さず丁寧に活用いただいているのが特徴です。

ご採用のきっかけ

中学校で測定している「総合力」を引き続き高校でも測りたいと、それが可能な試験を探しておられました。また、記述する力が伸び悩んでいるという課題もお持ちでしたので、低学年から書く力を鍛えるために1、2年生でご採用いただいています。

  • 東京都八王子市にある男女共学の私立中高一貫校
  • 普通科/高入なし
  • 1学年180名程度
  • 一般入試と総合型・推薦型等入試の割合 9:1

実施カレンダー

2学期早々の実施を前に、夏休みの宿題としてチェック・テストそれぞれの事前課題(学習動画・スタートアップガイド)への取り組みを促す。学校側でワークシートを準備。 受験後、返却された答案をもとに復習会を行う。もともとは一斉実施のために利用していた日程を利用。

ただ受けるだけに終わらない、活用できる幅をもった教材です

[中村 誠 先生(進学指導部長)]

 1年生ではチェックを、2年生ではテストを採用しています。文章力は一朝一夕につくものではないため低学年から取り組ませているのですが、どちらの試験にも、論述問題の導入となる短答式や選択式の問題が出題されている点を気に入っています。これらは基礎力のチェックにもなりますし、まだ力のついていない生徒でも取り組める良さがあるためです。

 本校では学校での一斉実施をしていますが、実施する日程の確保には苦労しています。それもあって、せっかく受験するのであればただ受けるだけに終わらせたくないという気持ちが強く、事前学習、実施、復習会というステップを踏んで活用しきろうと考えました。

 まず事前学習ですが、1年生には試験の意図や動画の見方を説明したプリントを、2年生にはスタートアップガイドに取り組むためのサポートとなるプリントを配布し、夏休みの宿題としました。何のために何を測る試験なのかを事前に理解させることが、前向きな取り組みに繋がると考え行っています。

 それから復習を重視したいと考えたひとつの理由は、導入1年目の生徒たちが返却された答案や採点内容を互いに見合って盛がり上がっていたのを、とてもよい答案の振り返りになっていたと感じたからです。本校ではチェックでもテストでも全員同じ問題を解かせていますが、クラスメイトとのやり取りを通じて「自分は発想力が課題なんだな」「読解力はありそうだ」など、自分の思考力の現状を周りと比較しながら把握している様子に、これは自分の答案の添削コメントを読む以上の効果があるなと考えたのです。

 2年目の今年は、スケジュールの都合で昨年と同じタイミングでの実施ができませんでした。そこを逆手にとって本来実施を予定していた日程で復習会をするというのは河合塾からの提案でしたが、復習用のワークシートなどもありますので、振り返りをしっかりさせ、思考力・表現力を高めていくための指針を与えられたらと思います。

  • 私と河合塾
  • [連載]「河合塾にフォーカス